vol.01 受粉[5月]
ミツバチとツツハナバチ
5月上旬、ハチを使ってりんごの受粉作業を行います。使うのはミツバチとツツハナバチ。一般の人にはあまり知られていないツツハナバチですが、りんご畑ではミツバチよりも重宝されています。その一番の理由は行動範囲。ミツバチが巣から半径2kmもの距離を移動するのにくらべ、ツツハナバチの行動範囲は半径約60m。狭いエリアのなかでミツバチよりもたくさんの花を訪れ足で花粉をかき集めてくれるので、受粉効率がすごくいいんです。しかも、人を刺しません。とっても優れたハチですよね。なかひら農場ではこのツツハナバチを敷地内で飼い、増やしています。りんご畑の木と同じように、育てたハチは資産となり、次の世代へと受け継がれていきます。